この度、ホクシンハウスのCMに出演していただいたことがある、中村直之さん・田中幸さんご家族の家づくりに密着させていただくことになりました。
「わたしたちの家づくり」と題し、中村家完成までの過程を取材!
今回は、基礎工事の様子をレポートします。
まだ現場には雪が残る1月某日、朝早くから基礎屋さんがラップルコンクリートの型枠組みの作業を行っていました。ラップルコンクリートは、軟弱な地盤の強度を補正する役割を担っており、基礎設置後の沈下を防いでくれます。
コンクリートを基礎下の掘削したスペースに流し込み、型枠は固まったら外してしまいます。
しばらく経ち現場に行ってみると、鉄筋職人さんが鉄筋組みの作業をしていました。
鉄筋組みとは、コンクリートを打ち込む前に基礎の強度を高めるために行う作業のこと。等間隔で組まれた鉄筋を結束線と呼ばれる細い針金で結ぶ地道な作業になります。
鉄筋は引っ張られたり曲げられたりした時にヒビが入るというコンクリートの弱い部分を補ってくれます。この後コンクリートを流し込むわけですが、基礎の強度を高めるためにはこの鉄筋組みが正しく施工されていないといけません。家づくりの工程はどれも重要ですが、耐震性の面ではこの鉄筋組みの作業がカギとなります。
鉄筋組みの10日後に鉄筋検査が行われました。検査では鉄筋の繋ぎ部分の位置や高さ、間隔など、鉄筋が正しく配置されているかを確認します。検査員さんは計測の様子を撮影します。これはコンクリート打設後、鉄筋に問題がなかったかを確認するために必要な作業になります。
鉄筋検査の翌日、ついに生コン打設。生コンを入れた生コン車がやってきました。この生コンを、先に現場に来ていたポンプ車に送り込み、ポンプの圧力で管を通して各箇所へ打ち込みます。
生コン打設が始まりました。コンクリート内には余分な空気や水が存在します。それではコンクリートが隅々まで行き渡らないので、バイブレーダーという機械で気泡を取り除きながら生コンを流し込みます。
また、基礎は水平でなければなりません。生コン打設時にオートレベルという測量機器を使い、水平かどうかを確認しながら生コン打設を進めていきます。
生コン打設も中盤に差し掛かってきた頃、直之さんと幸さんも見学にいらっしゃいました。
「我が家は平家のため基礎が大きめだそうです」と自宅が出来上がっていく様子を見つめながら楽しそうにお話ししてくださる姿がとても印象的でした。
最後にコテを使って表面を平滑に仕上げていきます。
生コン車4台で、合計20立米のコンクリートを流し込みました。