コロナウィルスの影響で続く“おうち時間”。学校や職場で仲間と顔を合わせて会話することは当たり前でしたが、外出自粛によりそれが難しくなってしまいました。自分以外の誰かと共有する時間が尊いことに気づけたのではないでしょうか。家で過ごす時間が増えたことで、忙しい日々の中では気づけなかったことを再認識したという方が多いようです。
「外出できないから家にいる」という選択は、家族の人数と家の間取りによっては窮屈に感じてしまうかもしれません。兄弟や夫婦でも、それぞれに自分の部屋が欲しいという願いが叶うといいですよね。おうち時間をより豊かにするにはどんな要素が必要でしょうか?家の間取りという観点から考えてみましょう。
家族みんなが集まるリビングには工夫を凝らしたいですよね。大勢が集まっても窮屈に感じない空間設計が理想です。そこで、キッチン以外の生活空間を2階に集約するというスタイルもあります。廊下や壁は、開放的な空間を演出するためには時に無駄な要素となるため、本当に欲しいところにスペースを使うことで、余白のある贅沢な暮らしが実現します。
おすすめなのが、家でアウトドア気分を満喫できるアウトドアリビング。明るい光と心地よい風を取り込み、家の中でも癒しを感じることができます。外出しなくても朝食やランチ、お友達を呼んでティータイムやBBQを楽しむことも。心を豊かにしてくれるもうひとつのリビングで家族や仲間との楽しいひと時を過ごせます。
在宅ワークというライフスタイルが浸透し、狭くてもいいから一人で仕事に集中できる場所が欲しいというニーズが高まっています。書斎というと少し堅苦しいイメージですが、仕事部屋として利用するだけではなく、趣味部屋として自分色に染めてリラックスできる空間としての使い方をしてもよいのです。書斎は一畳からでもつくれます。大事な書類やお気に入りのインテリアを置くための家具を選ぶのも楽しみの一つですね。
土間とは、日本古来の住宅にあった土足で歩くことができる空間です。一時はあまり見ることがなくなった土間ですが、コンクリートの床がおしゃれで、汚れた足のまま上がることができる便利さから近年需要が増えています。夏場は冷たく快適でも、冬場は冷えるというデメリットがありますが、椅子やラグマットを置くことでくつろぎの空間へと変化。土間は生活の余白の役割を担います。
吹き抜けは明るく開放感があり、面積以上の広さを感じさせる効果があります。また、吹き抜けは照明とうまく組み合わせることでさらに魅力的になります。日中は日光をふんだんに取り込み気持ち良いですが、夜は照明を工夫することで雰囲気のある空間へと様変わり。また、室内に暖かさを加えるにはスポットライトを採用するのがおすすめです。光の向きは壁を照らすように設置するとおしゃれです。
愛車を大切にしたい方におすすめなのが、ビルトインガレージです。「車を安全に保管する」「子どもの遊び道具や車の整備品を置いておく」「趣味スペース」など、多種多様な使い方ができることがビルトインガレージの魅力です。建物とは別に駐車スペースを設ける必要がないので、外観もすっきりして見えます。