2022年6月7日、M様邸の建前(上棟)が長野市で行われました。早朝は雨が降っていましたが、スタート時には空にかかっていた雲もなくなり過ごしやすい天気の中作業をすることができました。
今回の建前にご協力いただいた職人さんは総勢で10名。
とても丁寧に、そして和やかにお仕事をされていたのが印象的でした。
家づくりをはじめると、今まで出会ったことのない用語や行事に出会う機会が多くなりますよね。家づくりが本格的に始まったあとは、「地鎮祭」「地縄張り」そして「着工式」に「基礎工事」の順番で進み、その後の工程に「建前や上棟」があります。ちなみに、「建前」と「上棟」はほぼ同じ意味となります。
建前や上棟とは、主に木造住宅の建築において、柱や梁などの基本構造が完成した後に、屋根の一番上の部材である「棟木」と呼ばれる木材を取り付けることをいいます。
建前や上棟という言葉が指す作業範囲は、地域によって少し内容が異なるようですが、ホクシンハウスの場合は「骨組みの組み上げ」「屋根の完成」「断熱ボードの取り付け」までを建前や上棟と呼んでいます。
また、最近でも「上棟式」を行った方が良いか迷われる方が多くいらっしゃるのですが、ライフスタイルの多様化により無理に行わなくても大丈夫だと考えています。
それでも「伝統的な上棟式を行いたい」という方は、こちらのブログを参考にしてください。
早朝に職人さんがあつまり、朝8時から家の柱の骨組みを完成させていきます。クレーンで柱を搬入し、下ろしては柱を組み立てる。みなさん自主的にどんどん作業をされていくのですが、チームワークがよくてとても感動しました。柱を組み立てる作業の所要時間は、大体2〜3時間ほどです。家の骨組みを見る機会はこの建前しかないので、都合がつく方は見学にいかれることをオススメします。
屋根の柱を組みボードを張る作業。普段、私たちが目にする住宅の屋根は「瓦」だったり「金属」だったりしますよね。屋根の下地に板が張られている光景を見ると少し不思議です。また、普段の生活の中ではなかなか体験することのできない高さからの眺めは格別。屋根の柱の上をひょいひょいと歩いて作業をこなしている職人さんの背中からは、プロとしての意識の高さを感じました。
ホクシンハウスの特許取得工法は、ボードの取り付け作業がとても重要になります。熟練の職人技がひかる部分と言っても過言ではありません。作業も終わりに差し掛かるころ、体力的にも少し大変な時間帯でしたが、みなさん最初から最後まで丁寧に作業をされていました。
作業も終わり、最後に棟梁から挨拶がありましたが「みなさん無事でよかったです。そして、おつかれ様でした」との一言。
家をつくるということは、たくさんの方の協力があってこそ成り立つということに気づかせてもらった気がします。
1棟、1棟丁寧にお客様の気持ちに寄り添いながら今後も活動していきたいと思います。
上棟、おめでとうございました!