これからマイホーム考えている方の中で、家づくりのプランに悩んでいる方はいませんか?
家づくりは、ある程度決められた間取りの中から選ぶ「規格住宅」と、自由に設計できる「注文住宅」という2つの手法があります。
住宅メーカーに聞いても規格住宅が良いという意見もあれば、注文住宅が良いと言う意見もあり、どちらにすべきなのか悩む方も少なくないでしょう。
では、実際に規格住宅・注文住宅を購入した方の意見を聞いて判断するのはいかがでしょうか?
そこで今回、ホクシンハウスは、規格住宅購入者と注文住宅購入者を対象に、規格住宅と注文住宅のポイントに関する調査を実施しました。
始めに、規格住宅・注文住宅それぞれの選んだ理由から伺っていきたいと思います。
規格住宅購入者の場合、『検討段階で金額がわかる(29.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『土地と建物で総額がわかりやすい(28.4%)』『見学などで物件を見てから購入できる(18.7%)』『検討段階で機能・設備がわかる(18.2%)』『工期が短い(3.4%)』と続きました。
事前に購入費用が把握できる部分に魅力を感じ、選んだという方が多いようです。
また、中には検討段階でどのような物件なのか、機能・設備はどういったものが備わっているのかを事前に確認できることに魅力を感じ、選んだという方も少なくはないようです。
一方で、注文住宅購入者の場合、『好きな間取りにできる(55.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『自由度が規格住宅より高い(23.3%)』『デザイン・内装にこだわりたかった(10.4%)』『規格住宅だと満足のいく物件がなかった(4.9%)』『機能・設備にこだわりたかった(4.7%)』と続きました。
“注文”住宅なだけあって、自由に設計、選んだという方が多いようです。
住宅の購入は、人生で大きな買い物の一つとも言われるため、とことんこだわりたいのかもしれません。
先程の調査で、規格住宅・注文住宅を選んだ理由が明らかになりました。
では、それぞれの住宅を購入したからこそ感じる、素敵ポイントとは何が挙げられるのでしょうか?
規格住宅購入者、注文住宅購入者にそれぞれの「ここが素敵」というポイントを聞いてみました。
■規格住宅のここが素敵!
・費用対効果が高い。たくさんの状況で使われてきた設計間取りなので間違いがない(40代/男性/東京都)
・住宅設備や機能がわかりやすい(50代/男性/神奈川県)
・無駄なく良く設計されていて使い勝手が良い(50代/女性/東京都)
・便利で機能的な住宅に住める(50代/男性/栃木県)
■注文住宅のここが素敵!
・自分好みにアレンジできる(40代/男性/福島県)
・住宅の全てを自分の思うとおりにできる(40代/女性/長野県)
・自分のライフスタイルに合わせて自由設計できる(50代/男性/神奈川県)
・自分の考えたプランに沿って建てることができる(50代/男性/青森県)
それぞれの素敵ポイントが明らかになりました。
規格住宅ならではの素敵ポイントもあれば、注文住宅ならではの素敵ポイントがあるようです。
続いて、規格住宅・注文住宅に実際に入居してからの満足度について聞いていきましょう。
はたして、それぞれの住宅別で満足度に違いは出てくるのでしょうか?
「実際に入居してからの満足度を教えてください」と質問したところ、規格住宅購入者、注文住宅購入者ともに、『とても満足』『満足』と回答した方が9割以上もいる結果となりました。
規格住宅にせよ、注文住宅にせよ、自分が住みたいと思う家を選んだため、入居後の満足度が高いのは納得の結果だと言えるでしょう。
前述の調査で、規格住宅購入者、注文住宅購入者が実際に入居してからの満足度が明らかになりました。
では、それぞれの住宅購入者の中で、「注文住宅にしておけば良かった…」「規格住宅にしておけば良かった…」と思うことはあるのでしょうか?
規格住宅購入者、注文住宅購入者にそれぞれ聞いてみましょう。
■注文住宅にしておけば良かったと思うことは?<規格住宅購入者>
・細かいところまで決められるのはやはり利点だと思う(20代/男性/東京都)
・間取りを変えたいとかの希望が後々言えなかったこと(30代/女性/兵庫県)
・自分の好きな住宅にできるところ(40代/男性/埼玉県)
・自分好みに外観・内装を仕上げることができる(50代/男性/埼玉県)
■規格住宅にしておけば良かったと思うことは?<注文住宅購入者>
・窓などのパーツが特注で規格品が使えない(50代/男性/埼玉県)
・規格住宅のほうがコストがおさえられたのかなと思う(50代/女性/愛媛県)
・設計に時間を要する、費用が掛かる(50代/男性/千葉県)
・長く住むとメンテナンスが必要になってきて、その費用が痛い(50代/女性/青森県)
などの回答が寄せられました。
規格住宅購入者の場合、自由に設計できるというところに、注文住宅購入者の場合、住んだ後のコスト面において、それぞれの住宅にしておけば良かったと思っているのかもしれません。
ここまでの調査で、規格住宅、注文住宅それぞれの良さや違いが明らかになってきました。
実際に住み始めたことで、「もう少し間取りにこだわれば良かった…」「住んだ後のコストを考えてなかった…」と気づくこともあるでしょう。
では、住む前と住んだ後で重要な点に違いはあるのでしょうか?
ここからは、規格住宅購入者、注文住宅購入者ともに聞いて行きたいと思います。
まず、「住む前に重要だと思っていた点を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『広さ・間取り(56.8%)』『通勤・通学が便利な立地(51.7%)』『耐震性や耐久性(47.6%)』がTOP3を占める結果となりました。
部屋の広さや間取りを最も重要視していた方が多いようです。
「子どもが成長しても暮らしていける充分な広さだろうか…?」
「育児にはどのくらいの間取りが適しているのか?」
「料理がしやすいキッチン、ゆっくりとお風呂に浸かれる大きさか?」
など、毎日の長い時間を過ごす場所だからこそ、住む前に重要だと思っていたのかもしれません。
一方で、住んだ後に重要だと思った点は何が挙げられるのでしょうか?
「住んだ後に重要だと思った点を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『断熱性や気密性(42.5%)』『広さ・間取り(38.7%)』『耐震性や耐久性(36.7%)』がTOP3を占める結果となりました。
いざ住んでみると、断熱性や気密性が重要だと思った方が多いようです。
たしかに、間取りや広さは、住宅を建てる前から見える部分でもありますが、断熱性や気密性は、住んでみないとわからない部分ですよね。
断熱性や気密性が優れた家に住むと、住んだ後にかかってくる光熱費などのランニングコストの削減にも繋がります。
住んだ後に、「もっとこうしておけば良かった…」と後悔しないためにも、「断熱性や気密性」について知っておくことが重要なのかもしれません。
今回の調査で、規格住宅・注文住宅購入者のリアルな意見が集まりました。
規格住宅購入者は、購入前に事前確認できることに、注文住宅購入者は、自由に設計できることにそれぞれ魅力を感じ選んだようです。
また、実際に入居してからの満足度として、規格住宅購入者、注文住宅購入者ともに9割の方が満足しているという結果となりました。
その中で、これからの家づくりを検討している方にオススメなのは、規格住宅かもしれません。
注文住宅購入者の声に合ったように、住んだ後のコストがかかってくるという点で規格住宅にしておけば良かったとありました。
さらに、住む前と後では、住宅で重要なのは、「断熱性や気密性」とあったように、住んだ後にかかってくる光熱費などのランニングコストのことを考えた家づくりが大切なのかもしれません。
たしかに、規格住宅は、ある程度パッケージ化されているものの、そこで暮らすイメージや断熱性や気密性、機能性、耐久性などを事前に把握することができます。
また、予算に応じてプランを選ぶことができるのもメリットと言えるでしょう。
これから家づくりを検討している方は、規格住宅で住宅の購入を検討してみるのはいかがでしょうか?
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